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zoom RSS Public House Worm(夜)@西麻布

<<   作成日時 : 2010/05/09 10:24   >>

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画像Public House Worm(パブリックハウスワーム)
【西麻布/バー】
西麻布にビアバーがあるというので訪れてみた。六本木通りを一本裏手に入ると住宅街となっているが、その中にぽつんと佇んでいる。特に大きな看板もないので、知っている人しか訪れないような店だ。
カウンターが10席強、4人掛けのテーブル席が3卓あり、店の奥にはスクリーンでサッカーが無音で放映されている。カウンターの後ろではビアバーにしては多くのボトルが並び、反対側には書籍や雑誌が並ぶ。もっとも、この暗さでは読めないだろうけど。
この暗さのため、写真を撮ろうとしてもうまく写らない。店員から明るくしましょうか?と助け船を出していただいたが、店の雰囲気を壊すのは申し訳ないので、そのままにしておいてもらった。
店員はドリンクとフードで1人ずつ。計2名で回しているようだが、いずれも若い。そのおかげで、立地の割に寛ぎやすい雰囲気が作られている。その反面、腕に不安を覚えたが結局は杞憂に終わった。
ドリンク担当の方はビールだけでなくラムやモルトに関しても深い知識に基づいた説明をしてくれるし、料理の方も満足いく味だった。

1杯目はもちろんビールということでメニューを眺める。ドラフトがバスとプレミアムモルツしかないのは残念だったが、ボトルが豊富。ベルギーやドイツだけでなく、南北アメリカや東南アジア、ヨーロッパ各地のボトルが置いてある。ロッシュホールやレフブラウンが好きだという話をして、珍しいものがないか尋ねるとメニューにないものがいくつかあるという。その中でフランダースの犬をテーマにしたネロというボトルとパトラッシュというボトルがあるらしいので早速注文。それぞれ味が違うようなので、1杯目は軽い方のネロをだしてもらう。コリアンダーを効かせたものらしいが、ややヴァイス的な香りもする。続いてのパトラッシュはブラウンエール。非常に甘みとコクのあるビールに仕上がっている。ラベルはいまいち残念な感じだが味の方はどちらもしっかりしている。

フードのメニューはお勧めが黒板に書かれているが、肉料理、魚料理、サラダがいずれも料理名が記載されていない。その代わりに魚や肉の銘柄と共にASKと書かれており、調理方法は店員と相談して決めるスタイルらしい。
そこでまずは前菜の盛り合わせを相談。内容はお任せだが魚料理も注文するので肉を中心に組み立ててもらい、量は少なめにしてもらう。サラダはアボガドと生ハムをメインにしてもらって後はお任せ。魚は鯛が出てしまったそうなので、サゴチを勧められる。サゴチ?と思ったが鰆の子と聞いてサゴシの事だと理解。どちらの呼び名が正しいのだろう。調理方法は香草焼きをオーダーする。

料理の方はなかなか出てこないので、杯が先に進む。3杯目はベルギーのトラピストからウェストマールのトリペルを注文。欧和が置いていないか聞いてみたところ、少し前まで置いてあったのだとか。残念。ちなみに現在はアメリカビールフェアをやっているようなのでローグなんかも仕入れるのか質問したところ、これは少量での入荷が難しいらしい。ローグの好きな客は多いと言っていたので、ビールの保存期間などを気にしての事なのだろう。ビールに対する愛情が感じられて好印象。
ウェストマールは専用のグラスがなくてすみません、と言って出された。確かにトラピストは専用の聖杯グラスで飲んだ方が雰囲気がでる。この店ではビールが出てくるのに時間が掛かるのだが、その訳を聞いてみたところ3回に分けて注いでいるためだという。その分しっかりとした泡ができるので時間が経っても風味が逃げないようになっている。

ビールはあまり大量に飲めないので、4杯目を何にしようか迷う。ふと、黒板に目をやるとラムが置いてあるらしい。そこで再び店員と相談。ケイデンヘッドのラフロイグの樽で寝かせたラムやホワイトのCSRを飲んだ話などをして、変わったものを出して欲しいと頼む。するとボトルを5本紹介してもらえた。まず3本はキューバの正当派。そして残りの2本はフランス領Martinique(マルティニーク)産。この2本は廃糖蜜ではなくトウキビ自体から作っている(AGRICOLE (アグリコール))ので黒糖焼酎の様な香りがあるのだとか。
まずはキューバの正当派SANTIAGOという銘柄を。値段が高いこともありバランスも良く飲み慣れた味わいの良いダークラムだと思う。ただ、行儀が良すぎる印象も受ける。
続いてはマルティニーク産を、まずはホワイトから注文。注がれたグラスの香りに驚く。本当に黒糖焼酎のような甘い香りがする。確かに廃糖蜜のホワイトでは出ない味わいだ。これを熟成したらどうなるのだろうと思い、マルティニーク産のdepazというダークラムも出してもらう。ボトルにはView VSOPの文字があるが、コニャックやアルマニャックを作るフランスらしいこだわりだ。アルコールを単に税収入ではなく、文化として捉えている姿勢は素晴らしいと思う。日本も国税庁主管をそろそろやめないと日本酒の行く末が心配になってくる。とはいっても、店員によるとフランス領外ではラムの熟成年度表記がモルトなどに比べるとそれ程厳格ではないのだとか。シェリーのソレラスタイルのように複数年度のカスクを混ぜる場合、配合が少なくとも最年長の年数を記述する場合がよくあるらしい。
さて、depazだがダークの他にブロンドも少量をサービスして出してもらった。共にカラメルを使っていないので思ったよりも透き通った色だ。味の方はホワイトよりも当然まろやかになってくるが、その分強烈な印象の香りが落ち着いてしまっているのが残念。ホワイトの状態で飲むか、もう少し熟成させた方が美味しいかもしれないと、店員に感想を告げる。するとボトルを開けたばかりなのでまだ落ち着いていないかもしれないとの事だった。
ラムの暗く凄惨な歴史はここにも書いたが、今では現地を代表する立派なハードリカーに成長していると学ぶことができた。

ラムの後はモルトを少々。Longlow(ロングロウ)のCVとCaolIla(カリラ)のボトラーズを頂いた。最近注文するモルトを客観的に見直すと、学生の頃とはモルトの好みも変わってきたことを実感する。歳を取った証拠なのかもしれないが、より広く味わえると、前向きに考えることにしよう。

すっかり酒の話になってしまったが料理の方もなかなか秀逸。前菜で出てきたのは、一皿目が各種産地の異なるオリーブの盛り合わせ、焼きトマトとチーズを載せたブルスケッタ、赤キャベツと茗荷、人参のピクルス。二皿目が鶏むね肉の生ハム、ハモンセラーノのブラックペッパーと共に揚げたチーズ。鶏の生ハムはたまに見かけるが食べたのは初めてだ。三皿目が生しらすと生姜の和え物に鱈のマリネ。東京でも生のシラスが食べられるとは思わなかった。相模湾から出荷するものは全て茹でてしまうものと思っていた。四皿目はブルスケッタ2種。ラタテューユが乗ったものとポテトサラダが乗ったもの。サゴシの香草焼きもしっとりとした焼き加減で、その後に注文したマッシュルームのフライもジューシーに仕上がっており、マッシュルーム自体も大きなものを使っていて食べ応えがある。
途中で腹具合を尋ねられたが、2軒目で使われることが多いからだろう。

店を出る際には両名のスタッフに店の外まで見送ってもらう。お酒に詳しいですねと言われ、もっと勉強しますと仰っていたが、勉強になったのはこちらの方。また必ず来ますと伝えて店を後にした。
久しぶりにヒットするお店を見つけられて大満足。

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