みの家(夜)@森下
「みの家(みの家)」
【森下/和食】
会社にてある仕事の手伝いをしたところ、お礼にと桜鍋をご馳走してもらう運びに。昔から好きな作家、池波正太郎も通ったお店ということでテンションも上がる。本所深川は「剣客商売」の中心舞台にもなっている。
初めて降りる森下は特に下町情緒を感じることもなかったけれど、このお店だけはその店構えから得意な雰囲気を醸し出している。
なんでも、
現在の木造の建物は昭和29年に建てられたもので、当時炭を使っていたことから天井が高く風通しの良いつくりになっております。
また、木場で働く常連さんが多かったことから値踏みされぬよう、全国から銘木を集め贅沢なつくりになっており、度重なる修繕の際にもそれらの材料は再び元の場所で使用され建築当時の姿のまま現在に至っております。
ということで、戦前のレトロな雰囲気を感じさせる木造の立派な作り。古いけれど汚くはない。靴を脱ぐと大きな座敷が広がり、そこに2列のステンレス製の座卓が並ぶ。追込座敷というシステムらしい。
通されたのは一番奥の席で、脇の柱に何やら大きな竹がゆわいつけてあると思い上を見上げると、2mをゆうに超える大きな熊手が飾られている。座敷から廊下を挟んで立派な坪庭もある。
まずは、酒のアテに玉子焼と板わさ、ロースの刺身を注文。玉子焼はふんわりと甘さ控えめに仕上がっており、刺身はサッパリとしていて肉の重みを感じさせない。
もちろん肉にもこだわりがあるようで、
馬肉はすばらしい健康食材ですが、欠点もあります。他の肉…